アスベスト調査をしない怖さ
先週末は雲ひとつない良いお天気でしたね。
青空に太陽の光が広がって、白い輪が見えていました。
さて先日の新聞記事で、「アスベスト:対策怠り、住宅街に石綿 解体工事、行政指導 京都市」という言葉が目に入りました。
その付近の住宅ベランダに飛散していた粉じんには石綿(=アスベスト)が含まれていたことがわかっています。
住民の方はその白い埃を疑い、工事現場の動画を撮影し、しっかりと証拠を提出。体調不良も出ているそうで、行政も動いているとのこと。
これだけの証拠がそろえば、もう言い逃れはできませんね。会社の印象にも大きなダメージを与えることでしょう。
ですが本当に大切で考えなければならないのは、その工事現場の周りに住んで家から出入りしたり、通ったりした子供も含めた人々が
何も知らずにアスベストを吸ってしまっているということです。
しかもアスベストは、通常のマスクでは防ぎきれない髪の毛の約 1/5000(繊維状) という目には見えないサイズ・・・
何十年も先に突然襲ってくるかもしれない謎の病に、誰が責任を持てるのでしょうか。
アスベストに関しては、住民の方々のほうが敏感です。
阪神大震災の崩れた建物でアスベストを吸ってしまい肺がんの労災認定を受けるなど、
何十年も経ってから、その怖さが見えてきます。
アスベスト対応をするには、現場に携わる会社全体で、物件の解体・電気工事・リフォーム等の件名に対して、
「受注する前から内容の確認」「まずアスベスト調査が必要」を意識して、見積にも含めなければいけないことを覚えておきましょう。
わからない時にはアスベスト調査の専門家へ相談することが大切です。
弊社では親身になってご相談をお受けしております。
例えば、
初期段階では、「どの段階でアスベスト調査が必要になる?」 「どこを採取・分析すればよい?」
現地調査では、「マンション件名・公共住宅では何カ所ぐらい採取することが多い?」
現場が終わったら、行政への報告「GビズIDの入力、初めてなので教えて!」等々
現段階でアスベスト調査が必要でなければ、「この段階まで進む状況になったらまたご連絡ください」とか、
「現段階では家に建材を採取した傷をつけるのがもったいないので、リフォームされる際にはまたきますので」等、
お伝えするだけになることもありますが、お金をかけてでも必要な際には是非またお声がけくださいませ。
皆様や子供たちが未来にも健康であり続けるために必要なことなので、ご遠慮なくご相談くださいね。