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NEWS

【アスベスト調査】全国一斉パトロール実施のお知らせ

 10月に入ってようやく、朝晩が涼しくなってきましたね。
木の葉も少しずつ色づき始め、秋を感じる心地よい季節がやってきました。
 
 
 さて今回は、下記2点についてのお話です。
 

①先日、令和7年(2025年)9月30日(火)に厚生労働省から報道発表がありました、
 国土交通省、環境省と合同で「石綿対策に係る全国一斉パトロールを実施します」のお知らせ

 
ASA 認定(建築物石綿含有建材)調査者 + 特定建築物石綿含有建材調査者 + 工作物石綿事前調査者
 資格を持っている会社に依頼することの重要性

 
 
 

 今年2025年も、10月頃~11月頃まで(各都道府県・市区町村により実施期間は異なります)全国一斉パトロール実施の案内がありました。
 ↓ (リンク)
石綿対策に係る全国一斉パトロールを実施します

  
 昨年も抜き打ちパトロールの対象となった方々からは、手厳しい指摘を受けたと伺っていますが、
特に来年2026年1月1日以降~は、今まで(特定・一般)建築物石綿含有建材調査者で対応できていた工作物の調査も、
新たに「工作物石綿事前調査者」有資格者による調査が義務化されますので、(詳細は2025.08.23の弊社お知らせをご覧ください)
今回のパトロールは建築物のアスベスト調査がしっかりできているかどうか、さらに厳しくなることが予想されます。

 
 まだ何もできていないは、「法令違反」となっています。わからない時は、まず即問い合わせ・即依頼です。

  
まず、放置せずにご連絡くださいね。
 
 
 
 次に、公共工事で石綿事前調査の精度が問題となる事案が発生しています。
石綿事前調査の仕様書に、「ASA認定調査者または特定建築物石綿含有建材調査者を指定」する市が出てきたのは、調査の精度を上げる方法ですね。
今後は、この資格+工作物石綿事前調査者を指定した依頼の傾向が広がっていくのではないかと個人的には考えています。

 
 せっかく石綿事前調査をするのですから、工事をしている方々にもまわりの住人の方々にも説明して安心してもらえるように
精度の高いアスベスト調査をしていきたいですね。
 
 

 この仕様書にアスベスト調査(例えば)3箇所といった指定があることが多いのですが、
「建物を網羅的に調査する」をせずに3箇所等に指定されている場合は、
書面調査・現地調査で他に疑義建材があるかどうかを確認し、あれば指摘する必要があります。
 
 
 仕様書にも疑問点・確認点は質疑を出すように記載されていることが多いですが、
これを指摘できる会社でなければ、そのまま3箇所だけ採取・分析してしまうので、それを見逃した依頼主にも責任が生じてしまいます。
 
 
 ご自身の会社で建築物石綿含有建材調査者の資格を持っている場合でも、書面調査・現地調査も含めて正しく対応できるのかどうか、
責任者様と確認してから自社で調査・採取されるのかどうかをご判断ください。
対応されるご本人が初めてだったり不安な場合は、自社での対応は避け、ばく露しないようにご自身を大切になさる行動とご対応をお願い致します。
 
 
 
 建築物石綿含有建材調査者の資格を持っている方ならご承知の通りかと思いますが、
防護マスク・密閉された袋で建材の採取・定期的な防護マスクのフィルター交換・作業備品・補修材・
年に2回の法定石綿健康診断と作業記録(石綿業務に常時従事しなくなった日から40年間保存義務「石綿障害予防規則 第41条」)を考えれば
会社にかかる金額と責任も重いです。

  
 その辺りの価格・安全・責任も考慮して自社での調査・採取が妥当なのかどうか、依頼する会社は正しい調査をできるのかを比較していただけたら幸いです。
 
 
 
どうか健康でいられますように。
今月もご安全に。

 

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